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現在は少しお休み中ですが、またじっくり将棋を指せる日がくることを楽しみにしています。
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 本日SMK竜王戦の対局があり、ブライアンズタイムさんに敗れました。

 相穴熊を決め打ちして序盤駒組みを進めたのですが、潜られなかったため、駒組みが難しく、中盤までずっと苦戦を意識していましたが、後ほど棋譜解析した結果、最終盤までどちらに形勢が偏ることなく、ほとんど互角の形勢だったようです。

 負けたことは仕方がないのですが、本局は負け方がますかったです。
 それは、「自玉(穴熊玉)に対する危機意識の無さ」によるものであり、これまで何度も何度も悔しい思いをしてきたはずなのに、それが全く生きていませんでした。
 自分の学習能力の無さに愕然とするばかりです。

 それでは、なぜこのようになってしまったか、今後このような負けを少なくするためにはどうしたらいいのか、自分なりに考えてみたいと思います。

(問題の局面)


 結論から言いますと、この局面で▽6二歩と打てていれば、難しいながらも後手有望でした。
 この手は感想戦でゴレヲさんに即座に指摘された手であり、この手を指せていたなら、負けても納得が行きました。

 実戦では▽7七と▲9七玉▽7六と▲5八飛(この手を完全に見落としていました)▽同と▲8一角成から一気に詰まされてしまいました。
(コメントいただいて角を取られなくてもこの局面自体が詰めろであることに気づく有様、頭に血が上っているとしか言いようがありません。)

 それでは、なぜ実戦でこの手が指せなかったのでしょうか。
 その理由として、次のようなものが考えられます。

 ① 苦しい中盤を乗り切ったことによる油断
  ⇒ 実戦心理から来るもの

 ② 攻撃に打った角が質駒になっており、相手に角を持たれると一気に詰まされてしまうということを全然考えなかったこと。
(後のコメントにより質駒なくても詰むことに気づく)
  ⇒ 読みの力が不足していることによるもの

 ③ ②に関連して、盤面を逆さまにして相手側から自玉を見ると簡単に自玉の詰みが見えるのに、逆さまの状態で自玉の詰みを見抜けていないこと
  ⇒ 詰将棋力の不足によるもの

 ④ そもそもこの局面の時▽6二歩は一瞬も考えなかった。(どこかで必要だとは思っていたが、完全に吹っ飛んでいた)自玉は全く見ず、(見ようとせず)相手玉ばかり見ていた。
  ⇒ 感情に任せて雰囲気で指しているだけで読みの裏づけを全然取っていない、自玉と相手玉の速度計算も× 

 ⑤ 終盤に対する自信のなさから来るもの

 ①から⑤のなかでも、④の要因が最も大きいと思いました。

 これを克服するためには、詰将棋を含めた読む力を養うことや、終盤になっても理性的に指すこと、集中力を切らさないこと、常に自玉に対する危機意識を持ち、自陣に手を入れる感覚を体得すること等が考えられますが、同じ過ちを繰り返している現状からすると、今までに身につけてしまった変なクセを完全に取っ払わないことには、ダメっぽい気がしています。

 その中でも、気質的なこと(すぐカーッとなってしまい冷静さを欠いてしまうこと)は勝負をする上で極めて大きなマイナスであり、最も克服が難しいことのように思います。

 この点が改善されない限り、どれだけ実戦をこなしても、問題を解いても、強くなれそうな気が全くしません。 

 
 学習能力のない自分への戒めとして、当面ブログを自粛したいと思います。
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