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現在は少しお休み中ですが、またじっくり将棋を指せる日がくることを楽しみにしています。
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 最近感じるのは、以前将棋を集中してやっていた頃と一旦将棋を長期間中断して再開した現在の将棋の棋風の違いについてです。

 まず、長期間中断していたので、実力が相当低下していると思ったのですが、確かに再開直後はかなりなまってはいましたが、将棋の実力そのものは大差なかったように感じています。昔読んだ本の内容も完全に全部忘れてしまうということもないと思います。

 将棋再開前と再開後には顕著な差があると感じています。
 
 ①序盤に対する意識の変化
  再開前は終盤に対する自信の無さから序盤でリードを奪えなければ勝てないと思い、必要以上に序盤に時間とエネルギーを割いていて中終盤ガス欠となる将棋が多かったが、再開後は序盤リードを奪うことにそれほど意識がいかずこれまでの経験で感覚的に指しており、中終盤との力配分のバランスは無意識のうちに改善されたように感じます。

 ②穴熊絶対主義の排除
  再開前は相手がどんな形で来ても無理やり穴熊に囲ってボロボロの作戦負けに陥ることが多かったです。これは薄い玉に対する自信の無さと受けに対する自信の無さから来ていたものと思いますが、再開後は穴熊のみにこだわらず戦えている点が進歩だと思います。(依然として穴熊依存率は高いですが。)

 ③勝つことに対する意識の変化
  再開前は勝つことに対する意識が強すぎ、ガチガチに力が入ってしまい、終盤よくパニックをおこしてむちゃくちゃになってしまっていたが、再開後は以前より勝負に対して冷めたところがあり、終盤熱くなることが少なくなっているように感じます。これも無意識のうちに改善されている部分だと思います。

 ④相手に対する意識の変化
  以前は自分よりRが高い人とやる時は最初から萎縮してしまっていましたが、再開後はあまり意識しないで自分の読みに集中できるようになったような気がします。自分の戦いなれた形で負けたらしょうがないと思うようになりました。
  また、サークル棋戦においても、以前は相手のことを意識しすぎ、対戦前にいろいろ調べたりして相当研究して臨みましたが、(これは一長一短だと思いますが)今は自分のスタイルがある程度できているので、相手の研究をしなくてもよくなりました。(サークル棋戦では結果が出ていませんがw。)
  簡単に言うと、相手基準ではなく、自分の将棋を指そうという意識が強くなったと言えると思います。

 ⑤劣勢状態からの粘り強さの変化
  再開前は簡単にあきらめてしまう将棋も、なぜか再開後は辛抱強く戦い、逆転を狙って戦えるようになったように感じます。またこれに関連して以前より自玉に目をやり、守りの手(勝つ手ではなく負けない手)を指しているように感じます。これも無意識の中で改善されている部分だと思います。

 ⑥以前より思い切りが良くなったこと
  大駒を捨てたり終盤の寄せに対する思い切りが良くなったことがあります。これによりスパッと勝てる将棋が出るようになっています。ただし、時に失敗してしまうこともありますが・・・w。

 また、再開前も再開後もポカが多いという改善されない部分があります。ポカが多くなってくるとスランプへの注意信号と感じていますので、対局数を減らすとか休むとかして頭が熱くなって連敗街道まっしぐらだけは避けなくてはなりません。

 このように、自分の場合、将棋を長期間中断することにより、結構良い効果が生じていることに気づきました。以前のめりこんだときに見えていなかった部分に少しだけ光が差しているような感じです。多分その違いが最高レートまで引き上げた要因だと思います。
 ただし、再び大きな壁が立ちはだかることは間違いありませんので、一局一局を丁寧に戦うことを心がけたいです。

 ※追伸
  近将のレートが1500を突破しました。これまた敗勢の将棋を拾いました。こちらの初段も大きな目標ですね。
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